金本監督 ラストゲーム白星締め…まな弟子・大山はマルチ安打で成長示す

 11回、金本監督(中央)は生還した植田を迎える(撮影・山口登)
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 「中日2-3阪神」(13日、ナゴヤドーム)

 今季限りで退任する阪神・金本知憲監督が、ラストゲームで白星。最終成績は62勝79敗2分けとなった。

 既に最下位が確定し、CSファーストSの裏開催となる一戦。左翼席に「金本監督、辞めないで」などのボードも掲げられる中、金本監督は最後まで真剣なまなざしでタクトを振るった。

 スタメンは金本監督がドラフトで獲得し、飛躍を期待し続けた選手がズラリ。糸原、島田、4番には大山。二回はその大山の安打をきっかけにチャンスをつかみ、8番板山が中前適時打。若虎が成長をアピールした。

 1点を追う九回は代打での球団新記録更新の期待がかかった原口が登場したが、空振り三振。1死二塁から大山が左前打でつなぎ、一、三塁と好機を拡大した。ここで二盗を試みた大山を刺そうとした捕手・松井が悪送球。同点となった。2死三塁から代打・福留が登場。引退登板となった岩瀬の引き立て役となり、3球三振に倒れた。

 十一回、植田が安打&盗塁でチャンスメーク。中谷の適時打で勝ち越し。ドリスが締めくくった。

 試合後は金本監督の現役時代の応援歌が流れる中、左翼席のファンへ全員であいさつ。指揮官は帽子を取って感謝の思いを示した。さらに、同じく今季限りで退任する森監督が歩み寄ると、深々と頭を下げてがっちり握手した。ファンの拍手が注がれ、背番号6はベンチ裏へ向かった。

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