阪神・岩貞 7回を1失点も援護なく…

 「阪神-ヤクルト」(28日、甲子園球場)

 阪神の先発、岩貞祐太投手が7回を5安打8奪三振1失点と試合を作った。

 初回の1点のみだった。先頭の坂口に四球を与え、1死後、山田哲に左中間を破られ、一塁から一気にホーム生還を許した。先発投手が4戦連続で先制を許す、不安な立ち上がり。しかし、そこからは立て直した。

 五回には先頭の坂口に安打を許し、自らの2つの失策も絡み無死一、三塁で山田哲という絶体絶命のピンチを迎えたが、冷静に見逃し三振に仕留め、後続も断った。二回以降はヤクルト打線に追加点を許さなかった。

 ただ、奮闘する左腕を打線が援護できない。ロサリオに代わって昇格した陽川が「5番・一塁」で即スタメン起用し、「6番・三塁」には大山と打線を組み替えて臨んだ一戦だったが、ヤクルト先発の小川を捉えきれない。7回を投げた小川に対して打線は散発の4安打。「0」がスコアボードに並んでいった。

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