神話継続41戦無敗 先発野手全員安打や!六回までリードなら1分け挟んで40連勝
「中日2-5阪神」(22日、ナゴヤドーム)
効果的な得点が不敗神話を大台へと到達させた。阪神は六回までにリードを奪えば1分けを挟み40連勝で41戦無敗。今季5度目の先発野手全員安打でデータの少ない中日・小熊をKOした。金本監督は「才木がよくバットに当てましたし、いいところに転がってくれた」と目を細める。
キーとなったのは1点差に迫られた直後の二回、1死二、三塁の場面。才木が追い込まれながらも、懸命に食らいついてボールをたたきつけた。高く弾んだ遊ゴロ間に三塁走者の伊藤隼が生還。失いかけた主導権を再び引き戻した。
五回には中軸の糸井、ナバーロが連続適時打を放ち、小熊をKO。八回から藤川-ドリスのリレーで反撃を封じ込んだ。虎があと4つの借金を完済するための教科書を見ているような展開。ただ金本監督はすでに正念場の9月を見据えている。
「球児、ドリス、能見、桑原と勝ちパターンが4人いますから。いかにそこらへんの負担を減らしていけるかが、今後のテーマになってくる」と指揮官。「そういう意味でもあと2点くらいほしかったけどね」と課題を口にした。
ペナント終盤は10連戦など超過密日程になることが決定済み。ラストスパートへいかに救援陣を消耗させず戦っていけるか-。そのためには打線のさらなる奮起が必要だ。
関連ニュース





