ナバーロ いきなり100スイング超 勤勉&ナイスガイ!金本監督「日本人ぽい」

 阪神の新外国人選手、エフレン・ナバーロ内野手(32)=前カブス傘下3A=が19日、甲子園の室内練習場で来日後初めてフリー打撃を行った。金本監督ら1軍首脳陣が見守る中、橋本打撃投手を相手に計34スイング。うち26本が中堅から左を狙った打球で、さらにその後はマシン相手に約15分間、早くも100スイング超えの練習量で、ウワサ通りの勤勉助っ人ぶりを披露した。

 異国の地に立つ不安も、時差ボケも感じさせない。ナバーロは初めて会う選手らと握手し、終始笑顔で言葉を交わした。「冗談を言っている」。球団スタッフが陽気な一面を明かせば、別の関係者は「本当にナイスガイ」と証言する。打撃練習も性格同様、真面目さを表す1時間だった。

 68本のティー打撃を終え、メインの練習場に移動。金本監督らが見守る中、初めて打撃を披露した。橋本打撃投手を相手に中堅から左方向を意識した34スイング。うち26球が逆方向で、さらにボール球を6球見送るなど、コンタクト重視のスタイルだった。その姿に指揮官は期待を寄せる。

 「柔らかいし、体の使い方もうまいし。あとは慣れ。日本人っぽいよね」。一塁ミットを手に、ノックで柔軟なグラブさばきを見せた後、さらに打撃マシンのケージに移動。打席よりも投手寄りの位置に立ち、球速を上げて打ち返した。ここでも引っ張ることも大振りすることもなく、センター方向を意識した打撃だった。

 片岡ヘッド兼打撃コーチも成功を願う。「まだ(打撃練習は)久々やから。これからコンディションを上げていってほしいね」。今後の状況、状態次第では2軍戦に出場せず、1軍デビューする可能性もある。チームはこの日も好機であと一本が出ず、9安打を放ちながら1得点で敗戦。現状を打破するため、新助っ人の早期合流が待たれる。

 20日以降は2軍本隊に合流し、申請中の就労ビザが取得できるのを待つ。これまで長く阪神で活躍したマートンや、動画サイト「YouTube」などでも日本野球を研究する勤勉なナバーロ。攻撃陣の救世主となるべく、今後も最善の準備を続けていく。

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