阪神・金本知憲監督（４９）が２７日、兵庫県三木市でのサンテレビ「２０１８レッツゴー！タイガースゴルフ」に参加。来季は足のスペシャリストを最低でも２人、ベンチに入れた陣容で戦うプランを明かした。より足を生かした攻撃が理想で、ドラフト３位の熊谷敬宥内野手（２２）＝立大＝と４位の島田海吏外野手（２１）＝上武大＝にも期待を寄せた。

　「理想は（足のスペシャリストが）３、４人いてくれたらいいけど、そんなに簡単なものじゃないし。２人スペシャリストがいるというのは…欲しいね、２人は」

　スペシャリストが１人では、出しどころに迷う場面も出てくるが、２人いれば余裕を持った采配が可能となる。チームとして「足攻め」をさらに強化するため、それだけの陣容を組みたい。植田らの現有戦力はもちろん、ルーキーの名前も青写真に組み込まれている。熊谷に関して問われた指揮官はきっぱり言い切った。

　「足があるからね。ちょうど本当、足の速い選手が少ないから、うちは。まあ、４位の島田と、間違いなくツートップでしょう、足は。これを取れたのは大きいね」

　５０メートル走のタイムでは、熊谷が５秒８、島田が５秒７５という快足だ。まず足の速さを優先し、プロの世界で打撃に磨きをかける考えで獲得した２人。「あくまでレギュラーになるものとして取ってるわけですからね。赤星みたいになってくれたらいいけどね」。ルーキーの新たな力も加え、１８年バージョンの戦い方を模索していく。