金本監督、虎18年スローガンは「執念」 3年目のVへの思い凝縮

 阪神は25日、甲子園で「ファン感謝デー 2017」を開催し、来季の新スローガン「執念 Tigers Change 2018」を発表した。金本知憲監督(49)は改めてメンタル面の重要性を強調し、「執念」を出したプレーを積み重ねることで就任3年目の優勝を目指す。

 ファンに対する1年間のお礼とともに、来季にかける決意を示した。ファン感謝デーのオープニング。甲子園に、金本監督の力強い宣誓が響く。来季の新スローガンは「執念」。改めて説いたのは、気持ちの部分の重要性だった。

 「執念という新スローガンでいきます。勝ちに対する執念、打席での執念、マウンド上での執念、守っている時の執念、これを前面に出して、来年、優勝できるように戦っていきたいと思います。来年もよろしくお願いいたします」

 シンプルでいて力強く、勝負事に欠かせないもの。他球団を見ても英語を用いたスローガンが目立つ中、1年目の「超変革」、今季の「挑む」に続き3年連続で漢字主体の言葉となったが「日本語で古そうやけど、そういう古き良きものを、気持ちとかメンタル、そういうものは一番の基本だから」と話した。

 昨年の4位から、今季は2位でフィニッシュ。若手の成長も目立ち、チームとして着実に進歩を遂げている。「(選手も気持ちは)出てきてると思いますよ」と精神面の成長を感じながら、あえてこのタイミングでメンタル面を強調したのは、力的に、十分に優勝を狙える戦力であると信じているからこそだ。

 「メンタルに古い新しいはないんですよ。最近のオリンピックとか見てみ?メダル取った子が、気持ちのこととか言うでしょ?コメントで。チームのためとか、見てくれたコーチのためにもとか。悔しい思いを引きずってがんばってきたとか」

 他のスポーツもそうであり、自身の現役時代も同じように気持ちを大事にした。勝負どころの打席などでは「集中力とか、絶対に何とかするという気持ちがあった方が結果も良かったし」と言う。あと1本、あと1球、あと1歩…そのギリギリのところで勝負を分けるのが執念となる。

 「僕も現役の時、そういうのが一番足りないというのがこのチームに伝統的にあると思ってたので」と金本監督。超変革で幕を開けた戦い。就任3年目となる来季は、執念を積み重ね、13年ぶりのリーグ優勝をつかむ。

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