ドラ4島田、大山から極意“盗む” 指名直後に連絡「ありがたいです」

 阪神からドラフト4位指名を受けた島田海吏外野手(21)=上武大=が12日、群馬県高崎市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸800万円で仮契約した。昨年の大学日本代表でチームメートだった大山悠輔内野手(22)から1年目の極意を学び、目指すは開幕1軍。50メートル走5秒75の脚力を武器に、将来は“赤星超え”を成し遂げる。

 未知なるプロの世界も、島田には頼れる先輩がいる。大学日本代表の仲間として、共に日の丸を背負った1学年上の大山。「大変よくしていただいたんですけど、これからもお世話になる形になると思います」。技術面、生活面と質問事項は多岐にわたる。全てを吸収する構えだ。

 阪神からドラフト4位指名されてすぐ、無料通信アプリLINEの着信音が鳴った。「これからよろしく」。送り主は縦じまの背番号3。所属する関甲新学生リーグでは、白鴎大・大山と何度もしのぎを削ってきた。プロでは志を共にし、日本一を目指す。

 「ありがたいです。いいところは盗んで、見ていきながら一日一日、成長していけるといいなと思います」

 大山は今季75試合に出場して打率・237、7本塁打、38打点。CSファーストSでは打率・538と大爆発し、勝負強さを見せつけた。1年目から活躍する極意を先輩から学び、行動に移す。そうすれば、進むべき道は見えてくるはずだ。

 最大の武器は50メートル走5秒75の脚力。「最終的には、赤星さんの記録を超えられるような選手になりたいです」。赤星憲広氏が残した通算381盗塁は阪神球団最多記録。壮大な夢を胸に、上州の韋駄天(いだてん)がスタートラインに立った。

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