鳥谷 三塁で初GG賞 コンバートも安定の守備で貢献度評価

 プロ野球の守備のベストナインを選ぶ三井ゴールデングラブ賞が9日発表され、セ・リーグでは遊撃で4度受賞している阪神・鳥谷敬内野手(36)が三塁では初めて受賞した。選考は全国の新聞、通信、放送各社のプロ野球担当者の投票で行われ、有効投票数はセが259、パが249だった。

 復活を期した2017年シーズンで、鳥谷は名手の称号を取り戻した。2年ぶり5度目のゴールデングラブ賞受賞。今季転向した三塁手部門では初受賞だ。143試合全試合に出場し、失策は9。守備率は・968を誇る。球団を通じて喜びのコメントを発表した。 「他球団にも守備力の高い三塁手がいる中でこうして選出していただき、本当に光栄に思います」

 プロ14年目で初めて、三塁で開幕を迎えた今季。遊撃にこだわりを見せていた中、慣れぬコンバートにも対応した。守備率はDeNAの宮崎が・970で上回ったが、失策数や貢献度が評価された。金本監督も「慣れてきてね、さすが元ショートというグラブさばき」と受賞をたたえた。

 指揮官は来季も信頼して三塁を任せる意向。「もちろんね」と続けた。名手として狙うのは連続受賞。鳥谷も飽くなき思いを明かす。「現状に満足することなく、これからも向上心を持って練習に取り組み、来年以降も選出していただけるように頑張りたい」。覇権奪回にはベテランの守備力、安定感が欠かせない。

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