西岡&坂本9日実戦決定 シート打撃で快音!CS突破へ光見えた

 「肋間神経痛」で離脱中の阪神の西岡剛内野手(33)と、「左脇腹筋挫傷」で戦列を離れていた坂本誠志郎捕手(23)が、みやざきフェニックス・リーグ初戦の9日・巨人戦(サンマリン宮崎)で実戦復帰することが7日、決定した。

 CS突破へ、明るい話題が舞い込んできた。経験豊富なベテランと、シーズン終盤に扇の要として存在感を放った若虎がこの日、甲子園室内で2軍練習に参加しシート打撃を行った。山田2軍監督代行は「9日からの実戦に出てみて、どうか」とし、ファーストS出場を目標に実戦感覚を取り戻すプランを立てていると明かした。

 西岡は左右打席で山本、田面、松田と対戦し、3打席とも安打性の当たりを放った。練習後は「なにもない」と多くを語らなかったが、軽快な動きで順調な回復を示した。ロッテ時代の2010年には、レギュラーシーズン3位から日本一へ導いた経験もあるベテラン。短期決戦においてワンプレーで流れを変えられる選手だけに、出場の見通しが立てばチームにとっては大きなプラス材料だ。

 坂本も元気な姿を披露した。5投手と対戦し安打性は1本。1四球を選ぶなど、打席でのしぶとさは健在だ。定評のある守備力に加え、今季は打率・248、2本塁打、17打点と打撃でも貢献。正捕手の座をつかみかけていただけに期するものはある。「内容、結果ともに出したい」。頼もしい2人の完全復活は、もう目の前だ。

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