虎2夜連続のサヨナラ負け 八回に暗転…マテオが追いつかれる

11回、会沢にサヨナラ打を打たれ肩を落とす石崎(手前)
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 「広島4-3阪神」(6日、マツダスタジアム)

 阪神が首位・広島に2試合連続のサヨナラ負けを喫した。終盤に3点差を追い付かれると、最後は延長十一回に力尽きた。2戦連続のサヨナラ負けは2016年5月25、26日のヤクルト戦以来となった。

 試合は序盤から阪神有利で進んだ。二回、中谷が広島の先発・中村祐のスライダーをフルスイング。チームトップ19号ソロでまずは主導権を握った。06年の浜中治(現2軍打撃コーチ)以来となる、生え抜き右打者の20本塁打まであと1本。以降は投手戦が続いたが、七回に鳥谷が続いた。

 2死一塁で迎えた第3打席。2ボール1ストライクから4球目、高めに浮いた直球を狙った。打球が左翼フェンスを直撃し、跳ね返って転々とする間に、一走・福留が2点目のホームを駆け抜けた。延長十一回にも左前打を放ち、通算2000安打まで残り「2」。八回には福留の中前適時打でリードを3点に広げた。

 だが、暗転したのは八回。救援したマテオが誤算だった。1死から菊池に左越え三塁打を浴びると、丸、松山と3連打。1死一、三塁から新井の二ゴロの間に1点差まで迫られると、安部の右前適時打で同点とされた。先発の岩田はリズムよく、6回1/3を投げて4安打無失点、7奪三振。それでも目前にあった3勝目がスルリと消えた。

 劇的なサヨナラ負けを喫した翌日の一戦。投打に、チーム一丸で諦めない姿勢を見せたが、結果はあまりに残酷だった。3連敗で広島とは8・5ゲーム差。広島のマジックナンバーは10となった。

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