金本虎、勝負手!セ界最強救援陣ラスト6連戦フル回転だ

 阪神の香田勲男投手コーチ(52)は12日、交流戦最後となる西武、楽天6連戦(ともに甲子園)で、リリーフ投手をフル回転させる方針を明かした。今6連戦後には4日間の予備日が設けられており、順調に日程消化しているチームには休養日となる。貯金を積んで交流戦をフィニッシュするためにも桑原、マテオ、ドリスら盤石な救援陣の投入を惜しまない考えだ。

 貯金を持って苦手の交流戦を勝ち抜くために-。虎の投手陣がスパート態勢に入る。香田投手コーチは西武、楽天との6連戦へ向け「この1週間はリリーフ陣には頑張ってもらおうかなと考えています。後ろに4日間(の休養日が)あるしね」と明かす。

 リーグ唯一の2点台となるチーム防御率(2・97)をマークする虎の投手陣。先発陣もさることながら、救援防御率2・46を誇るリリーフ陣が今季の快進撃を支えている。

 あくまでもシーズンを戦い抜くために、ここまでは体調を見ながら起用法を選択していた。だが、今週の6連戦が終われば4日間の予備日が設けられている。順調に日程を消化している阪神にとっては、リーグ戦再開前の貴重な休養日となる。

 「ゲーム展開にもよるけど、そういうことも頭には入っている」と香田コーチ。1つでも多くの白星をつかみとるために、先発投手が序盤で崩れた場合には迷うことなくリリーフ投手をつぎ込む。ここまでビハインドの展開ではあまり登板がなかった桑原、マテオ、ドリスといった勝ちパターンの投手を1、2点を追う展開であれば、投入することも選択肢の1つだ。

 それも4日間の休養日を見据えての戦略だ。現在チームは交流戦を7勝5敗と勝ち越しており、首位で並ぶソフトバンク、オリックスとは2ゲーム差につけている。勝率1位へのチャンスもゼロではなく、交流戦後に再開するリーグ戦へはずみをつけるためにも、今6連戦は是が非でも勝ち越しておきたい。

 金本監督は「交流戦も大事」とした上で、「もちろん、2つ勝ち越しで」と力を込めた。防御率0・99でイニングまたぎやピンチからの登板でチームを再三、救ってきた桑原は「言われたところでしっかりと投げるだけです」と言い切る。

 ここまで打線を引っ張ってきた糸井が、左太もも裏を痛めスタメン出場が厳しい状況だけに、投手陣にかかる期待は大きい。わずかでも勝利への可能性を切り開くために、救援陣の投入は惜しまない。

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