阪神・秋山が7年ぶり完投勝利「まさかできるとは」 自己最多12奪三振

 中日戦の自身初白星をマークした秋山=甲子園
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 「阪神8-1中日」(16日、甲子園球場)

 先発した阪神・秋山が9回6安打1失点で3勝目。今季チーム初完投で、自身中日相手に初白星を飾った。

 初回から直球主体の強気な投球。先頭の京田に左前打を許したが、荒木、大島を連続三振に。いずれも直球で空振りを奪った。さらにビシエドを中飛に斬ると、二回は味方の失策と与死球で無死一、二塁。このピンチも高橋を空振り三振に斬ると、木下拓を一飛に。鈴木を見逃し三振に抑えて波に乗った。

 初回に中谷の先制3ランが飛び出すと、五回に糸原の3点適時二塁打、続く六回に糸井のダメ押し2ラン。打線の援護にも助けられながら、自己最多の12奪三振&130球の熱投だった。秋山の完投はルーキーイヤーの2010年9月12日・ヤクルト戦(甲子園)以来、実に7年ぶり2度目となった。

 秋山は「苦しかったんですけど、五回に点を取ってもらって、これは完投しないといけないと思った。昨日(14日)、記者の方たちに完投とあおられていたんですけど、まさかできるとは思いませんでした」と喜んだ。12奪三振には「梅野のリードに勢いに乗って投げることができました」と後輩をたたえた。

 開幕から安定感のある投球を続ける背番号46は「まだまだファンのみなさんには信用してもらってないと思うんで、このピッチングを続けていきたいと思います」と今後の活躍を誓った。

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