原口結婚!お相手は同郷の24歳 7年半の交際実った…次は虎の正妻獲りや

 阪神・原口文仁捕手(24)が1日、結婚したことを発表した。お相手は同郷の埼玉県出身で1学年下の一般女性(24)。7年半の交際期間を実らせ、ついにゴールイン。昨季シンデレラストーリーを駆け抜けた青年は、新たな家族の支えを力にして、野球でも“正妻”の座を射止める。

 原口が大好きな人と結ばれた。春の息吹を感じる3月1日。長い、長い月日をかけて紡いできた2人だけの時間を今、思い出す。度重なるケガで育成選手契約となった時、支えてくれたのは愛する人だった。昨季の大活躍を、自分のことのように喜んでくれたのも愛する人だった。かけがのない存在。もっと、もっと幸せにしたい-。

 「このたび結婚させていただくことになりましたが、今までもこれからも気持ちは変わらず、一生懸命頑張っていきます。引き続き応援よろしくお願いいたします」

 運命の出会いは2009年夏の終わり。甲子園の準々決勝で県岐阜商に敗れ、地元の埼玉県寄居町に帰ってきた時だった。自身が所属していた少年野球チーム・寄居ビクトリーズの練習を手伝いに行ったある日。グラウンドを見つめるきれいな女性を見つけた。

 妻になる人は、同チームで汗を流す弟を熱心に応援していた。心優しい人柄を感じ取り、澄んだ瞳に心惹(ひ)かれた原口少年。勇気を出して声をかけ、連絡先をゲット。気づけば愛が生まれ、交際へと発展していった。

 プロ入り後、遠距離交際となってもお互いを思う気持ちは変わらない。度重なる腰痛の影響で12年オフに育成選手契約になった時も、励ましの言葉が心に響いた。苦しく、逃げ出したくなるような夜も彼女の存在に助けられた。だから、前に進むしかない。自分を応援してくれる未来の花嫁のため、白球を追った。

 「支配下(登録)を勝ち取って、活躍できるようになったら結婚したいですね。それまで待ってもらっています」

 そう話していた原口は昨年4月27日。支配下選手に再登録されると、同日の巨人戦(甲子園)でプロ初安打を放った。勢いはとどまらず5月は月間MVPに輝き、オールスターにも出場。シーズン107試合に出場し、打率・299、11本塁打、46打点。関東遠征の時は何度も球場まで駆けつけてくれ、時間を見つけては喫茶店などで現状を報告し合った。

 「(活躍は)彼女も喜んでくれましたね」

 約束を果たし、一生を共にする決意を誓い合った17年の春。新婦は3月で保育士を退職し、4月から兵庫県内で同居する予定。花嫁を、これ以上にない大きいな愛で包みたい。シンデレラストーリーには続きがある。正捕手奪取という最大の目標は、2人の夢だ。

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