ドラ6福永 昨日の敵は今日の友 同級生・北條と共闘誓った

 高槻ボーイズの後輩たちとランニングする福永(撮影・飯室逸平)
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 阪神のドラフト6位・福永春吾投手(22)=四国ILp・徳島=が2日、大阪府高槻市にある高槻ボーイズグラウンドで自主トレを公開。かつての仲間たちと旧交を温め、中学時代は敵だった北條史也内野手(22)との共闘を誓った。

 昨日の敵は今日の友-。オール狭山ボーイズに所属していた北條とは、投手対打者での対戦はなかったが、中学時代に試合をした経験がある。そのことを自身は記憶していなかったが、阪神入団に際し、ボーイズ時代のチームメートに教えてもらったという。

 他のルーキーよりも一足早く入寮していた福永は昨年12月、北條と対面し、当時のことを伝えた。「向こうも覚えてなかったみたいです」。ただ、距離は確実に縮まった。「野手なんで助けてもらえるように、普段からコミュニケーションを取りたい」と福永。既に1軍定着を果たしている同級生と同じグラウンドで戦う思いを強くした。

 今季から育成契約となった西田とも縁がある。金光大阪在学時の1年秋。藤浪擁する大阪桐蔭と対戦した際に、1学年上の西田に2本塁打を浴びるなどして敗戦。「野球人生で一番印象に残っている打者」と当時の衝撃を振り返った。

 今年はプロとしての第一歩を踏み出す。1年目から1軍での活躍を狙うルーキーは、かつての強敵たちに刺激を受けながら、勝利に向かって突き進む。

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