高山、勝利の“崩”程式や!今季データ活用でセットアッパー&クローザー攻略へ

 阪神・高山俊外野手(23)が23日、都内ホテルでファンクラブイベント「クリスマスパーティー」に参加。今季苦戦したセットアッパー、クローザーの攻略を誓った。チームの逆転勝ちはリーグワースト2位の24回。「勝利の方程式」撃ちで、逆転勝利を増やす。

 理想の試合運びは、先発を打ち崩すこと。序盤に先制点を奪い、そのまま逃げ切れれば最高だ。ただ、143試合のペナントレースは劣勢の展開もある。今季の逆転勝ち24試合はリーグワースト2位。来季は何とか劇的勝利を増やしたい。高山が今季苦戦したセットアッパー、クローザー攻略に意欲を示した。

 「七、八、九回のピッチャーを打てるようにしなきゃいけない。一番は早い段階で先発ピッチャーから点を取ること。その中で七、八、九回に出てくるピッチャーから打てたら大きいと思います」

 今季は巨人・沢村に4打数1安打、ヤクルト・秋吉に3打数無安打、広島・今村にも5打数無安打と封じ込められた。「勝利の方程式」を担う投手は直球はもちろん、変化球のキレも一級品だ。

 プロ1年目の今季序盤は初対戦ばかりが続いた。だが、来季は蓄積したデータを頭に入れて、打席に立つことができる。「1回(打席に)立ったことがあるのと、ないのとでは違う。何回か立つピッチャーも多かったので、それを来年に生かしたい」と落ち着いた口調で話した。

 劣勢をはね返す姿は指揮官が求める理想像でもある。金本監督はこれまで「ここでどうしても1点とか、打ったら勝ち、打たんかったら試合終わりというところでね。どう打ってくれるか。いつも言うようにそれがバッターの価値だと思う」と話していた。

 高山の勝負強さは折り紙付きだ。今季の得点圏打率・377はリーグ2位。満塁時でも10打数4安打、1本塁打、11打点と爆発力を発揮した。「打席に入ってしまえば終盤だからということはないですけど、1点差で負けていてチャンスの場面では一層、力が入ります」。七、八、九回、ゲームセットの瞬間まで食らいつく。高山の一打で勝利を呼び込む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス