掛布2軍監督「一番心配なのは石崎」 ウインターリーグ視察で台湾入り
阪神・掛布雅之2軍監督(61)が6日、台湾で開催中のアジア・ウインターリーグを視察するため、関西国際空港から現地に入った。5人の若虎が異国の地で奮闘しているが、指揮官は最も注目する選手として石崎剛投手(26)を挙げた。
台湾行きの飛行機に乗る直前、掛布2軍監督が神妙な面持ちで口を開いた。「一番心配なのは石崎だよ…」。今季は、1軍戦10試合に登板して防御率1・69。結果を残しつつあったが右肘の故障で離脱し、シーズン途中から2軍生活が続いた。
「打者と勝負しなきゃいけないんだよ。内容が大切だからね」
2軍戦ではクローザーとして起用することが多く、22試合で防御率5・73。「魅力がある」という150キロ超の真っすぐがある一方、突如制球を乱す悪癖も見え隠れしていた。
現在、石崎は台湾で5試合連続無失点中。この日は選手とスタッフに掛布2軍監督も加わり、台中市内の日本料理店で会食を行った。4泊5日という短い時間だが、背番号31が熱視線を送り、石崎のハートに火を付ける。