藤浪 鯉たたき宣言!7・5差逆転できる

 阪神・藤浪晋太郎投手(22)がリーグ戦再開となる24日・広島戦(マツダ)に先発する。22日、小雨舞う甲子園で入念に調整。屋内でブルペン入りし、セ・リーグ首位を独走する鯉たたきを宣言すると同時に、逆転優勝への自信をのぞかせた。また、日米通算2000安打まで残り2本に迫っている福留の偉業をチームで祝うための勝利も約束した。

 赤ヘル軍団の独走に待ったをかける。首位・広島まで7・5ゲーム差。まだ6月とはいえ、これ以上離されるわけにはいかない。リーグ戦再開の初陣を託される藤浪が、逆転Vへ自信をのぞかせた。

 「順位、ゲーム差的に広島が独走の状態に入っているので。上位のチームはそれだけ力があるということなので、しっかり抑えたいと思います。カード頭ですし、何とかチームに勢いをつけられるように投げられたらなと思います。この時期の順位はアテにならないと思っているので、簡単にひっくり返せると思ってます」

 チームは交流戦で7勝11敗と大苦戦した。一方、11勝6敗1分けとセ・リーグで唯一勝ち越した広島は打線が好調。打率、得点、本塁打はいずれもリーグ1位。けん引するのが3試合連続決勝本塁打を放った鈴木だ。藤浪は14年に対戦し、2打数無安打1三振に抑えているが「調子のいいバッターはヒットが出やすいので。ポイントゲッターの前に、ランナーをためないことが大事」と言い聞かせた。

 自身は上昇気配だ。前回17日・ソフトバンク戦(甲子園)は6回4安打2失点。「真っすぐの感触が良かった。しっかり押し込めていましたし、自分の中でイメージしていたものが出た」と手応えをつかんだ。広島戦は通算17試合に登板し、9勝4敗、防御率3・17。今季初対戦でも嫌なイメージを植え付けるつもりだ。

 偉業達成の瞬間も近づいている。福留の日米通算2000安打まで残り2本。早ければ24日に到達の可能性がある。プロ入団時から期待され、時には厳しい言葉で叱咤(しった)激励されてきた。「せっかくの大記録なので、花を添えられるように。試合も勝って達成できて、気分よく終われればなと思います」。大先輩の快挙はチームみんなでお祝いしたい。エースが首位の鯉をたたき、その舞台を演出する。

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