レーザー板山でコリジョン阻止

 「DeNA3-1阪神」(14日、横浜スタジアム)

 レーザービームでDeNAの二走・乙坂を本塁で刺した。八回2死一、二塁、代打・下園の右前打を捕球した阪神ドラフト6位・板山祐太郎外野手(亜大)が、本塁へノーバウンド返球。絶対に与えられなかった追加点を阻止した。

 地元・横浜の試合ということで両親が観戦。代打で登場した八回表に中前打を放ち、その裏の守りで好返球を披露。途中出場ながら攻守での活躍に「しっかり準備ができていました。親が来ていたので、いいところを見せられてよかったです」とはにかんだ。

 コリジョンルールが適用されて判定が覆った11日・巨人戦(甲子園)以降は初の本塁クロスプレーだったが「僕にはコリジョンのことを考える余裕はなかったです」と本能的な精いっぱいのプレーを強調。矢野作戦兼バッテリーコーチは「普通のプレー。(捕手が)前に出てノーバウンドで捕った。特別ではない」と説明した。

 敗戦の中、かつての“虎のプリンス”新庄をほうふつとさせる強肩と好打でアピールした背番号63。与えられたチャンスを逃さず、激しい外野争いを生き残る。

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