ゴメス35分の14発!減量効果や5連発も

 「阪神春季キャンプ」(2日、宜野座)

 阪神のマウロ・ゴメス内野手(31)が、今キャンプ初の屋外フリー打撃で柵越えを連発。「大振りしないように、来た球を呼び込んでコンパクトに打つことを意識している」と納得の表情だ。

 フリー打球中、金本監督から驚きの言葉を聞いた。「俺はあの駐車場まで飛ばしたことがある。あれくらい飛ばさないとね」。球場の右中間のはるか後方、推定160メートル先を指さした指揮官。「ベリーストロング」。あらためて“ボス”の力を確認すると同時に、燃えるものがあった。

 この日は35スイング中、5連発を含む14本の柵越え。視察した昨季の覇者・ヤクルトの西沢スコアラーは、警戒心を強めた。

 「スイングがコンパクトになっていますよね。マートンが抜けてホッとしていたんですけど、要注意ですね」

 昨シーズン終了後、金本監督から「減量指令」を受けた。母国・ドミニカ共和国では、ランニング系のメニューで体をイジメ抜いた。121キロあった体重は現在116キロ。「体重が軽い分、(ボールにも)反応しやすいよ」と変化も感じている。

 1年目は夫人の出産、2年目はパスポートの盗難でキャンプ初日は不参加だった。だが、今年は全開だ。前年を全て下回った打率・271、17本塁打、72打点という昨季の数字も発奮材料になっているのだろう。指揮官は冗談交じりに話す。

 「心配ですよ。飛ばし過ぎに注意です」

 想像以上の仕上がりは故障を心配してしまうほど。ペナントレースも結果にコミットし、主砲としてチームを優勝へ導く。

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