ドラ2坂本が捕る!開幕スタメンや

 阪神は21日、ドラフト2位で指名した坂本誠志郎捕手(22)=明大=と東京都内のホテルで入団交渉し、契約金7000万円、年俸1200万円で仮契約を結んだ。坂本は、1年目の目標を「開幕スタメン」に設定。新生タイガースの核となり、将来は日本球界を代表する捕手になると誓った。

 色紙にしたためた、6文字の短い言葉が坂本の描く目標だ。「開幕スタメン」。都内のホテルで行われた入団交渉。緊張の面持ちとは裏腹に、胸に秘めたる思いは相当強い。正捕手争いについて、金本監督は「横一線」を強調した。チャンスは必ずある。新人捕手の開幕スタメンへ、全力で勝負に挑む。

 「試合に出ることが一番大事。そのためにできることをアピールしていきたいです。初めから一番いい状態でいきたいと考えています。(シーズンの)途中から徐々に、というのは考えていません」

 2016年3月25日・中日戦(京セラドーム)。金本阪神の船出の日に、坂本も照準を合わせていた。球団では、1950年の徳網茂以来66年ぶりとなる新人スタメンマスク。田淵幸一氏ですらなしえなかった偉業だ。ハードルが高いことは確かだが、本気で挑戦する覚悟はある。

 すでに阪神の投手陣の動画などを見て、バッテリーを組んだときの準備を進めている。その中でも注目すべきは「投手の調子が悪い日の投球」だという。

 「打たれているときにどんな投球をしてるのかを見ています。『自分が捕手だったらこんな配球をしよう』とか、考えながらですね。ネットに上がるのはいいときの投球が多いので、これからもっと探していきたいです」

 弱点を理解することが、自身のリードの引き出しを増やすことにつながる。性格など、直接会ってみないとわからないことはあるだろうが、できることは今のうちから準備しておく。それが、目標への近道だ。

 さらに、坂本には目指すべき道がある。「阪神にとって欠かせない存在となって、将来は日本球界を代表する捕手になりたいです」。ライバルをなぎ倒し、いばらの道を突き進む。プロとしての第一歩を踏み出した22歳は、決意を固めた。

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