西岡が2軍戦で4カ月ぶり実戦復帰

 「ウエスタン、阪神0-5ソフトバンク」(18日、鳴尾浜球場)

 右肘内側側副靱帯(じんたい)損傷から復活を目指す阪神の西岡剛内野手(31)が18日、ウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)で約4カ月ぶりの実戦復帰を果たした。1番・DHで先発出場し、初回に中前打を放つと、盗塁も試みた。出場は1打席のみだったが、戦列復帰へ順調な回復ぶりを見せた。

 初回先頭でソフトバンク先発・帆足の135キロをライナー性で中前へはじき返した。西岡の復帰戦を見ようと満員に膨れた観客席を沸かせると、ペレスの打席で二盗を企図。惜しくも封じられたが、その存在感だけでグラウンドが華やいだ。

 「4カ月ぶりとしては満足している。この1打席で振ることへの恐怖心はなくなった。(右打席は)練習で不安を取り除いてきた。試合では不規則なボールがきたり、腕の振りがうまくいかなかったりで、痛みが生じたらどうしようという不安はあったけれど…」

 遠征先の横浜で西岡の結果を聞いた和田監督は「4カ月実戦から離れているから。左打席も立たないとな」と慎重だったが、本人は早期復帰に向け、全開で準備を整えていく。

 「野球の神様はいると信じている。最後にごほうびをくれるように早くタイガースに貢献したい。ゆっくりしている暇はない」

 電撃復帰へ、カウントダウンが始まった。

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