ゴメス屈辱4タコ…目の前で福留敬遠

 「巨人2-1阪神」(20日、東京ド)

 高ぶった気持ちは結果につながらない。藤浪の力投、目の前で福留が歩かされたことへの思い。振り抜いたバットは、白球をとらえることなく空を切る。2三振を含む屈辱の4タコ。「何もないです」。阪神・ゴメスは言葉少なにバスに乗り込んだ。

 初回は2死二塁から右飛に倒れ、六回は同じ2死二塁から空振り三振に。挽回の最後のチャンスは八回だった。2死二塁から福留が敬遠で一、二塁に。4番に挑んできた菅野との勝負。2球ファウルが続き、1ボールを挟んだ4球目、内角直球に反応したが空振り三振に倒れ、勝ち越し打は生まれなかった。

 これで前日に続いて無安打2三振。福留が3安打、マートンが2安打していた中、4番のバットの湿りが大きく響いた。

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