和田監督白星に「長さんも喜んでいる」

 「広島2-7阪神」(24日、富山)

 快勝で山の頂に立った。猛虎が宿敵・巨人を追い抜き、4月4日以来の首位に立った。

 阪神が速攻で先制点を奪った。一回に先頭の鳥谷が二塁打で出塁すると続く柴田に送りバントを指示。成功すると福留の適時打で1点をもぎとった。「攻撃のリズムだね。いい形で先制できた」。一回は4番・ゴメスが三振併殺に倒れるなど、拙攻もあって1点に終わっただけに「もう少し(点を)取れないにしても、攻めたいところだった」と貪欲だった。

 序盤、中盤、終盤に合計7得点で「だめ押しにはなってないけど、いい点の取り方ができた」と確かな手応えもつかんだ。

 勝ちたかった。2011年6月28日に渡辺長助チーフスコアラーが、富山市内のチーム宿舎で心筋梗塞のため死去した。縁の下の力持ちで支えてくれた。空から見守ってくれる恩人に富山で白星を届けたかった。「ここに来ると長さんのことを思い出すよな。いろんな意味でいい試合を見せられて長さんも喜んでいると思う」と感慨深げに語った。

 球団9人目の監督通算500試合目の節目に1分けを挟む4連勝で貯金1とした。まだ6月下旬ということもあって、「首位?1日で代わる(もの)。代わらないように」と表情を引き締めた。最後までその座を譲らずに突っ走る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス