能見は地方の鬼 富山での勝利に自信

 阪神・能見篤史投手(36)が22日、相性のいい地方球場での登板を歓迎した。先発する24日・広島戦の舞台は富山アルペンスタジアム。同球場では2年前の6月25日・中日戦に登板。9回途中1失点の好投で勝利しており記憶も鮮明だ。

 「おととし、投げたよね。(打球が)足に当たって交代したのは覚えているよ」。九回、左足に打球を受けて緊急降板。アクシデントには見舞われたが、「全然、大丈夫だと思います」とマウンドのイメージは悪くない。

 富山に限らず、能見は地方に強い。過去、先発した5試合は4勝1敗、防御率2・60。昨季は登板がなかったが、13年の松山から、富山、沖縄セルラーと3連勝中だ。「地方球場はどちらかというと好きな方。理由?それは言えないよ。いろいろある」と自信をのぞかせた。

 広島戦は今季2試合に先発し、1勝1敗、防御率1・90。マツダスタジアムでは、今季初完封をマークした。それでも最近、調子を上げている打線について「よく打っているので“線”にならないようにしたい」と警戒。甲子園で“移籍1号”を献上した新井に対しても、「打たれているのでやり返したい」とリベンジを宣言した。

 今季はここまで4勝7敗と黒星先行。得意の地方球場で風向きを変えたいところだ。

2023-11-05
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