鳥谷 虎歴代5位タイ1674安打も
「交流戦、オリックス1-0阪神」(12日、京セラ)
喜べない節目到達となった。阪神・鳥谷が真弓明信に並んで、球団歴代5位タイとなる通算1674安打をマークした。だが、好機で2度の凡退。ファンのため息を浴びた。
オリックス先発の山崎福に対し、三回まで一人も走者を出せずに迎えた四回2死。フルカウントから内角直球を中前に運び、記録に並んだ。
「そうなんですか。並んだんですね。特に気にはしていません」。今季中に球団歴代4位・藤村富美男の1694安打を超えることも、ほぼ確実となったが、個人記録には興味を示さなかった。
無理もない。六回1死二塁は、外角いっぱいの直球を見逃し三振。八回2死二塁も、外角低めへの際どい球をストライクと判定されて、見逃し三振に終わった。「審判にストライクと言われたらストライクなんでね」。悔しさは表に出さず、淡々と振り返った。
それでも交流戦では打率・322とチームで誰よりも快音を響かせている主将。今度こそファンに歓声をもたらしてくれるはずだ。
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