岩田4失点KO 5回途中で119球…
「交流戦、ソフトバンク5-0阪神」(9日、ヤフオク)
長打だけではない。ボールの見極め、打席での粘り。ソフトバンクの強さが凝縮された攻撃に、阪神・岩田はこらえきれなかった。4回1/3を投げ10安打4失点。今季3敗目を喫した。
「低めには集められたので、自分の投球スタイルで投げることができたのですが、思っていたよりも低めのボールに対してバッターの反応が少なく、カウントを不利にしてしまい、球数も多くなってしまいました。ホークスは調子のいい打者が多くいましたし、警戒しすぎた部分があるのかもしれません」
試合中に寄せたコメントが全てだろう。8三振を奪うなどボールのキレは決して悪くなかった。それでもソフトバンク打線は狙い球を絞って、きっちり芯で捉えてくる。1-0の三回には松田に、通算1000安打を本塁打で決められた。
五回途中で球数119球。「2ボール、3ボールが多かったな」と中西投手コーチが指摘すれば、和田監督も「球場の器もある。細心の注意を払っていたけど、持ち味の大胆さがなかった」と続けた。
「抑えないと意味がない。抑えるのが僕らの仕事ですから。どうするか考えないと」
試合後、そう言って懸命に前を向いた。次回は16日・日本ハム戦(甲子園)に向かう。この夜の投球を糧にして雪辱する。
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