西岡キラリ同点打、攻守で見せ場

 「阪神2-7広島」(10日、甲子園)

 反撃の糸口とはならなかった。同点打も連敗ストップには結びつかずに敗戦。阪神・西岡はうつむいたままロッカーへと戻った。

 三回2死二塁。福井の外角高めの直球を捉え、中前へライナーで運んだ。4月30日のヤクルト戦以来8試合ぶりの適時打。試合中は広報を通して「チャンスで僕に回そうと(前打者の)メッセンジャーがバントを決めてくれたので、何としても走者をかえすんだという気持ちで打ちました」とコメントしたが、試合後は険しい表情を崩さなかった。

 三回1死では菊池が放ったボテボテのゴロに前進して捕球し、ジャンピングスロー。目を覆いたくなる敗戦の中でも背番号7は、攻守で見せ場をつくった。

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