遼馬2年ぶり白星 剛球うなった!

 「阪神5-4中日」(27日、京セラ)

 エルナンデスのバットはピクリとも動かなかった。4-4の延長十回、2死一塁。カウント2-2から、阪神・松田が投じた145キロ直球が外角へ、ズバッと決まった。見逃し三振を見届けると、遼馬は飛び跳ねるように、ベンチへかけだした。

 「初めてだったので少し違う雰囲気もありました。その前のピッチャーもいい流れで来ていて、たまたま自分が勝利投手になっただけです。ゼロに抑えられて良かったです」

 プロ入り初の開幕戦登板で、2年ぶり白星を手にした。延長十回は先頭・ナニータを146キロで遊ゴロ。続く平田には最速151キロが引っかかり四球を与えたが、藤井を145キロで中飛。最後も自慢の直球で退け、サヨナラ勝利を呼び込んだ。

 勝負の4年目。長崎へ帰省した正月は家族4人そろって、初詣へ出かけた。橘神社を含めて、3つの神社をお参りするのが松田家の恒例行事。実家でテレビ観戦していた母・真由美さんは「ドキドキ、ハラハラしていました。緊張しましたけど抑えて良かったです」と声を弾ませた。

 過去2年はキャンプ中の故障で出遅れ、シーズン開幕は鳴尾浜にいた。「四球も出したし次の試合までに修正したい」と遼馬。今年こそ、花を咲かせる。若きセットアッパーが最高のスタートをきった。

2023-11-05
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