和田虎 全員背番号「10」でG粉砕だ
阪神・和田豊監督(52)が7日、8日のオープン戦で今年初めて対決する巨人粉砕を誓った。当日は監督、コーチ、選手全員が伝説のOB・藤村富美男氏の初代永久欠番、背番号『10』のユニホームを着用して戦う「永久欠番デー」。猛虎軍が初代ミスタータイガース魂を継承してG倒を果たす。
偉大な先輩に恥をかかせるわけにはいかない-。甲子園に宿敵を迎え撃つ今季初の伝統の一戦。和田監督が必勝を誓った。虎の歴史を鮮やかに彩った先人たちの足跡を記念する永久欠番デー。勝利以外に道はない。
監督、コーチ、選手全員が藤村富美男氏の初代永久欠番「背番号10」のユニホームに袖を通す宿敵とのマッチアップ。猛虎戦士が初代ミスタータイガースの魂を胸に、打倒・巨人への思いを戦場に刻み込む。
「メモリアルデーの試合。いい試合ができるようにしたい」と語った和田監督の口調に力強い決意がにじむ。
藤村氏は1936年の阪神創設と同時に入団。38インチの長尺バットを駆使し、不動の4番打者として「ダイナマイト打線」を象徴する役割を担った。伝説のOBの顔に泥を塗るわけにはいかない-。
オープン戦ではあるが勝利にこだわる。「お互い調整段階ではあるけど、ゲームに入れば、いるメンバーで勝ちにいく姿勢を見せたい」。監督就任以来、打倒・巨人を声高に訴え続け、宿敵打破への強いこだわりを持つ虎将は必勝を誓った。
昨季は、巨人に7ゲーム差を付けられ、リーグ3連覇を許した。CSファイナルSで4連勝し、日本シリーズに進出したが、優勝を経ずして進んだ頂上決戦に満足感はない。
本番さながらに!!
勝利をもぎ取るのと同様に、現状の敵軍のチーム状況を探り、把握することも重要な使命だ。逆に、宿敵には自軍の情報を極力開示せず、粉砕する。本番さながらに策を練り、勝つための一手を打つ。
球団創設80周年の節目。悲願のリーグ制覇を飾るためには、巨人を倒さずして山の頂を極めることなどできない。前哨戦で15年版猛虎の恐ろしさをたたき込む。
藤村富美男氏の熱い魂が聖地に宿る。偉大な先輩は大空から後輩たちのプレーを見届ける。オープン戦とはいえ、敵の軍門に下るわけにはいかない。グラウンドの四方に散った背番号10が躍動し、必ずや勝利を収める。
関連ニュース
