ゴメス新バット試し打ちだ!24日初実戦

 「阪神春季キャンプ」(23日、宜野座)

 阪神のマウロ・ゴメス内野手(30)が24日のDeNAとの練習試合(宜野座)に「4番・指名打者」で出場する。40本塁打を目標に掲げる助っ人は今季、米国時代に愛用していたバットに変更。昨季よりさらに長距離タイプの相棒を手に本塁打増を狙う。

 試合を待ち切れない野球少年のようにゴメスははしゃいだ。雨模様だった午前中はドーム練習。晴れ間がのぞいた午後から球場に場所が変わった。急きょの変更にまだ準備が整わない中、助っ人は一塁ミットを手にグラウンドに飛び出し、キャッチボール相手を探した。

 パスポート盗難というまさかの出来事でキャンプインが遅れた。24日のDeNA戦は初の実戦となる。待ち遠しかったゲームに出られる喜びがその表情に垣間見えた。

 試合で試したいのはバットだ。昨年まではミズノ社製を使用していたが、米国時代に愛用していたルイスビルスラッガー社製のものに戻した。サイズや重さは変わらないが、ヘッド方向に重心を動かしたという。つまり、これまでより、さらに長距離タイプのバットになったというわけだ。

 キャンプインから持ち込んだ相棒は2種類。通常時に使用する黒色タイプを基本線に、「疲れたかなと思ったら軽いのに替えてるんだ」と、わずかに重さを減らした疲労時用のタイプも用意したことを明かした。

 フリー打撃では60スイングで7本の柵越え。左投手の外の球は逆らわず右翼方向へ打ち返し、右投手の近めの球は豪快に左翼スタンドへ運んだ。力強く、それでいて、強引にはならない。昨季、来日1年目で打点王に輝いた打撃は、バットが替わっても変わらない。むしろ力強くなったと感じるほどだ。

 見守る和田監督も「1球1球考えながら打っている」と頼もしく見つめた。

 初実戦はもちろん指定席の4番に入る。ゴメスは「結果よりタイミングの取り方とリズムを確認したい」とテーマを口にした。

 右膝痛で出遅れた昨年の初実戦は3月15日の教育リーグだった。2週間以上早い実戦出場に新バット。期待は昨季以上に大きくなる。

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