掛布チェックの最優先は4番ゴメス!

 阪神・掛布雅之DC(59)が25日、1軍キャンプではマウロ・ゴメス内野手(30)の状態を、最優先でチェックする考えを明かした。昨年は4番としてチームを支えただけに、ゴメスが崩れると打線に大きな影響が生じてしまう。だからこそ、他の若手選手ら以上に気を配って、調整具合を注視していく。

 期待と共に不安もある。刻一刻と迫る2月1日のキャンプイン。選手の成長を確認できる楽しみはあるが、それだけじゃない。掛布DCの中に気がかりな存在がある。「新人とか陽川とか北條とか中谷とかも気になるところだけど…」。続けて出てきたのは、ゴメスの名前だった。

 「和田監督が打線の中で心配しているのは、ゴメスじゃないの?核にならないといけないし、それだけの数字を残している。変えるわけにはいかないでしょ、4番を。だから僕も一番心配なのはゴメスなんですよね」

頭と体の準備を

 ゴメスの性格を疑問視しているわけではない。ただ、優勝を狙うためには昨年並みの活躍が必要不可欠。「今は彼がどういう調整をして日本に来るか分からないので」。信頼はしているが、気にかけるのも当然だ。

 「去年の数字があるからと言って、日本の野球は大丈夫だという形でオフを過ごしたら、当然相手チームから痛い目に遭うだろうし、去年のデータから崩しにくる。それに対してゴメスが頭の準備と体の準備をして2月のキャンプを迎えるか」

 今年の掛布DCはまず1軍キャンプに帯同するため、自らゴメスをチェックできる。「去年と同じかそれ以上の成績を残すのは結構きついと思う。マートンにしても。この両外国人が引っ張ってきた打線だから」。ライバルのマークをかいくぐれるかどうか。そのためにも手を差し伸べる。

 「楽しみな部分と不安な部分がゴメスにはある。気が付いたことは遠慮せずに、通訳を通じて言わせてもらえれば。でも、すごくいい状態で来るかもしれないからね」と掛布DC。昨年も開幕前に助言を送り、その後の活躍につなげた。重要な選手だからこそ、背番号「5」に鋭い視線を注いでいく。

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