能見“G倒秘策”アリ「僕にしか…」

 阪神・能見篤史投手(35)が13日、甲子園での投手指名練習に参加。CSファイナルSで対戦する巨人に対し、「秘策」を用意する考えを明かした。具体的な内容は明かさなかったが、過去の対戦経験を武器とする。順調にいけば18日の第4戦に先発予定だ。

 前日の激闘の余韻を漂わせながらも、能見の視線は伝統の一戦に向けられていた。次のハードルは、リーグ王者の巨人。過剰な意識は抱かない。自然体で挑むことは同じだが、温めているものもある。練習後、わずかににおわせたのはG倒への「秘策」の存在だった。

 「シーズンより若干、自分なりに色々することはある。そういう部分をしっかり出していこうかなと。それは僕の中でです。これだけ巨人と対戦しているので、僕にしか見えないものもある」

 もちろん詳しく明かすことはなく、具体的なものは胸に秘められたまま。ただ、はっきりと見えているものがある。今季、巨人との対戦は6試合。8月に2カード外れたものの、一昨年から14カード連続で巨人戦に登板していた。その中で、肌で感じて蓄積したものをぶつける。

 9勝13敗となった今季。開幕戦で巨人と東京ドームで対戦して敗れたが「特にそこまで考えてやってないです」と話すように、「リベンジ」のような思いはない。策は用意しても、精神面はシンプルにして挑む。

 「『CS』とか『負けられない戦い』とか、そういう言葉に縛られないようにしたい」

 12日の広島戦でも「シンプルにいった」中で、8回無失点の好投。「めっちゃ疲れてます。100球投げてない(94球)のに」。疲労は感じているが、背負いすぎずに投げたことが結果に出た。そのスタイルを継続する。

 この日は甲子園の投手指名練習で、ランニングなどで調整。ファイナルステージでは3連敗しない限り、中5日で18日の4戦目に先発予定だ。「チームとして行けるのはいいこと。やることは一緒。そういう挑戦権があるというだけで」。さらに策を練り、仲間を信じて準備を整える。

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