CG連倒ローテ!メッセがフル回転

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(32)が2日、先発予定だったDeNA戦(甲子園)が雨天中止となったため、3日の同戦にスライドで先発する。次回が中4日となっても、それでもスライドさせるところが期待の表れ。巨人や広島といった上位対戦に向け、フル回転で戦う。

 思わぬ雨天中止で水を差されても、「標的」は変わらない。中止が決定する前には岩貞と発表された3日の先発が、中止後にメッセンジャーに変更。ローテを支える頼れる右腕が、フル回転でチームを救う。スライドで先発させるところに、首脳陣からの大きな期待が見える。

 もともと、夏場も苦にしないタイプだ。以前から「暑さは大丈夫。いっぱい汗はかくけど体は問題ない。個人的には中6日で回るより中4日、5日で回る方が調整しやすい」と話しているように、登板間隔が縮まることも問題にはしていない。

 3日に先発した後は、中4日で8日の広島戦(京セラ)に挑むことが濃厚だ。ローテを飛ばすことなく、間隔が短くなってでもスライドさせ、そして上位の広島戦で登板することになる。

 さらに、8日の広島戦に先発後は、12日からの巨人3連戦(東京ドーム)に挑む流れとなる。もともと、上位相手に登板するようにローテは組まれていたもようだが、この日の中止でもそれは同じ。現在、首位を走る巨人を追撃し、3位の広島を突き放す。頼れる右腕が軸となることは変わらない。

 前回、7月27日の広島戦(マツダ)こそ4回5失点で敗れたが「前回はコントロールミスで打たれたので、自分のピッチングをしたいね」と切り替えている。7月は5戦3勝1敗で、現在8勝8敗。防御率はリーグ4位の2・83という数字を残している。月が替わっても、好調を維持していくだけだ。

 この日は、先発予定だったこともあり、試合前練習では小雨の中、他の投手陣らと共に屋外でのキャッチボールやダッシュなどで調整した。スライドでの登板でも、気持ちを切り替えて、甲子園のマウンドに上がる。

 今季、DeNA戦では2試合に登板して2勝0敗。対戦防御率も1・13と抜群の相性を誇っている。夏のロード前の最後となる甲子園での一戦。ファンに白星を届けてからロードに旅立つ。

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