阪神・藤浪晋太郎投手（２０）が２８日、甲子園でキャッチボールやランニングなどで調整した。１５日の広島戦（マツダ）でのプロ初アーチのボールも届き、気持ちも新たに再び「コイ斬り」に挑む。

　「（高校時代は）甲子園で春と夏に１本ずつ打って２球とも（両親に）渡してます」

　両親に渡す記念の１球は、先週広島市内の男性から球団に送られた。お礼にサインボールや野球カード、サイン入りのＴシャツなどをプレゼントする。

　先発予定の３０日は、初アーチ以来の広島戦。終盤に打たれる傾向に関しては「バッターが何巡目かになった時に抑える技術がないということ。（配球も）工夫していくと思います」と話す。精力的に走り込みも行い、次の勝利へと準備を整える。