藤浪、守備力アップで白星ラッシュや

アイスクリームを食べながら搭乗口へ向かう阪神・藤浪晋太郎=仙台空港(撮影・田中太一)
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 阪神・藤浪晋太郎投手(20)が5日、仙台から甲子園に移動し、投手指名練習に参加。ゴロ捕球を繰り返し、フィールディング向上に努めた。

 4勝目を挙げた4日の楽天戦。初回、2死一塁から、ジョーンズの投ゴロを一塁悪送球し先制点を献上した。試合後は「思ったより打球が跳ねたので、焦って握り直した。もったいなかったです」と今季早くも3つ目の一塁悪送球を猛省した。

 一夜明けたこの日はマウンドで、他の投手より、数多くノックを受けた。ノッカーを務めた山口投手コーチから「バーック!!」とやり直しを命じられる場面もあったが、丁寧に一塁への送球を繰り返した。改めて前日のプレーを振り返った藤浪は「『こんなことをしているようじゃ勝てない』と監督さんから言われたので、勝てる試合を落とさないようにしたいです」とミス撲滅を誓った。

 山口コーチは失策の要因について「器用貧乏。足を使って、体重移動して、肘をしっかりたたんで投げないといけない。エラーが多いから続けていく」と説明。守備力向上は白星の増加につながる。「やっと勝ちが先行したので、この流れに乗っていきたいです」と藤浪。現在の4勝3敗から、無失策で勝利を積み重ねていく。

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