ドラ6岩崎、竜倒&ルーキー初星へGO
阪神のドラフト6位・岩崎優投手(22)=国士舘大=が31日、鳴尾浜の投手指名練習に参加。ブルペンでの投球練習などで調整した。2日の中日戦(京セラ)でプロ初先発初登板となるが、臆することはない。チームの勝利を目指し、自分のスタイルで勝負を挑む。
巡ってきたチャンスに、静かに闘志を燃やす。藤浪と並んだ鳴尾浜のブルペンでは、気持ちを込めた45球のピッチング。「緊張はまだないですし、しっかり準備したい」。迫り来るデビュー戦。自分の投球をすることが、チームの勝利への近道だと分かっている。
「自分のピッチングをするだけです。自分がやることは、しっかり投げること。一人、一人を打ち取っていければいい」
期待は大きい。当初、2日の中日戦は岩田の先発とみられていたが、27日のウエスタン・中日戦で4回10失点と打ち込まれた。そこで、岩田に代わりルーキー左腕に白羽の矢が立った。
中日への対策は「これからやっていきます」と話したが、屋内球場での登板自体が初めてとなる中、京セラドームに関しては情報収集済み。「藤浪とかいろいろなピッチャーに(感触など)聞いてます」。あとは、登板前日となる1日の試合前練習で、自らマウンドなどを確認する。
前回、23日のウエスタン・オリックス戦(神戸サブ)では6回1安打無失点。「すべてがうまくいったわけではない」と振り返りながらも、2軍の公式戦での初登板初勝利を果たした。1軍で同じように初登板初勝利を飾れば、07年4月1日の広島戦(京セラ)での小嶋以来のことになる。
ブルペン投球後は、ダッシュなどで汗を流して調整。オープン戦では、3月9日に甲子園で巨人と対戦し、4回7安打3失点だった。まだオープン戦の時期だったとは言え、強力打線との対戦は貴重な経験となっている。
「巨人戦の反省を2軍でも生かしてます。2軍で取り組んだことを1軍でも出せれば」と岩崎。初舞台にも臆することなく勝負を挑み、白星を勝ち取る。
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