大和、De移籍・久保攻略に意気込む

 阪神の大和内野手(26)が2日、兵庫県内で行われたゴルフコンペ「タイガース杯」に参加し、久保攻略へ機動力と打撃を磨いていく考えを明かした。

 球界随一のクイック投法を誇る久保が、味方から敵へと変わる。「企図数も少ないですし、難しい部分がある。相手にしたらイヤ」と言いつつも「そんな中でも走る機会をつくれれば良い」。今季、DeNAにはチームとして負け越しており、機動力も満足には使えなかった。

 だからこそ足での揺さぶりが必要となってくるが、大和に求められる働きはそれだけではない。今季、2番打者として規定打席に到達したが、球団が算出した無死一塁に限定した場面の打率はわずか・091。秋季キャンプ中に関川打撃コーチから伝えられ「全然、低かったという話を聞きました」と明かす。

 「確率的に自分が塁に残って走者を得点圏に進めるのがベスト。2番が打てば自然と打線はつながりますから」と力を込めた。オフの自主トレからその事実を意識してバットを振り込む予定で「ただ打つのではなく、色んな状況を考えながら。右方向へのヒットも少ないですから」。打ってつなぎ、走ってかき回す最強の2番へ‐。久保攻略には大和の力が必要だ。

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