ドラ6岩崎、母校を“野球の清水東”に

 阪神は1日、東京都内でドラフト6位指名の岩崎優投手(22)=国士舘大=に佐野仙好統括スカウトら3人が指名あいさつを行った。岩崎は自身の活躍で母校・清水東高の知名度を上げることを誓うなど、プロでの目標を掲げた。

 自身の活躍で母校に新たな歴史をつくる!清水東高出身の岩崎。同校といえば、長谷川健太氏(現ガンバ大阪監督)、東京V・高原直泰、ドイツ・シャルケ04の内田篤人ら、日本代表を何人も輩出したサッカーの名門校だ。

 岩崎も「今もサッカーのほうが力はあるのが、正直なところ」と話す。野球で同校からのプロ入りは、大洋の山下大輔(現DeNA・GM補佐)以来、実に40年ぶりとなった。

 だからこそ果たす役割は大きい。春夏合わせ甲子園出場4度の古豪も、夢舞台から遠ざかっている。「自分が活躍することで、野球部の後輩たちに頑張ってほしい」と、後に続く人たちの道しるべとなる決意を示した。

 中尾スカウトは「かなり伸びしろがある投手。下半身が強化できれば面白い素材」と、高い潜在能力を評価した。「持ち味は直球のキレ。そこを磨きたい」と岩崎。清水東高は、岩崎らを排出した野球の名門‐。そう呼ばれる日まで、左腕は己を磨き続ける。

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