緒方抜てき!若虎4人衆台湾で武者修行

 「フェニックスL、DeNA1-9阪神」(27日、久峰)

 阪神が台湾で開催されるウインターリーグ(11月23日~12月23日)へ、緒方凌介外野手(23)、一二三慎太外野手(21)、二神一人投手(26)、歳内宏明投手(20)の派遣を進めていることが27日、分かった。故障などがなければ、そのまま正式決定する見通し。成長著しい若虎たちが、来季1軍を目指して海を渡る。

 異国の地で武者修行だ。昨年に続き、阪神が台湾に4選手を送り込む。若手の底上げが急務の中、オフの実戦経験は貴重。そこで抜てきされたのが、来季2年目の緒方だ。

 現在、28日で打ち上げられる宮崎フェニックス・リーグに参加。ここまで練習試合を含めて15試合に出場し、53打数18安打、打率・340。7盗塁と大暴れ。この日こそ4打数無安打に終わったが、直前まで8試合連続安打をマークしていた。平田2軍監督が「フェニックス1番の成長株や」と、期待を寄せるほど成長著しい。

 緒方は右膝に故障を抱えて入団。リハビリスタートとなった1年目のシーズンは体力面に不安を見せた。だが、宮崎では13試合にフル出場。「体力はついてきたと思います。出遅れた分、オフに実戦ができるのは自分にとってプラスになる」と、ウインターリーグ初参戦に意欲を示した。

 昨年も参加した一二三は、台湾での経験を生かして、今季2軍戦で4番を担う成長を遂げた。緒方と同様に、成長を期待される。平田監督は「もともとセンスがある」と評価。二神、歳内らと海を渡り、俊足巧打に磨きをかければ、1軍の外野争いに食い込むことも現実味を帯びてくる。

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