鳥谷ただいま適時打!虎の役者そろった

 「オープン戦、オリックス7‐3阪神」(22日、京セラ)

 お帰りなさい。虎党の歓声が響き渡った。WBC日本代表から帰国し、チームに戻った鳥谷敬内野手(31)がオープン戦初出場。三回、1死満塁で先制2点タイムリーを放った。1週間後に迫った開幕想定のゲームに、3・29開幕オーダーで臨んだ阪神。いよいよ、緊張感が高まってきた。

 気持ちを乗せた打球が、守備網をかいくぐってしぶとく右前に転がる。巡ってきた好機で、注がれた期待は壊せない。帰ってきたキャプテンのあいさつ代わりの一打。鳥谷が魅せた。勝負どころで示された存在感は、シーズンに大きな期待を抱かせるものだった。

 「先制のチャンスで、一本打つことができて良かったです」

 三回だ。下位からつながってきた流れで1死満塁となった場面。振り抜いたのはフルカウントからの6球目だ。西の内角スライダーを引っ張ると、打球はゴロで一、二塁間を破る先制の2点適時右前打に。沸き上がる三塁ベンチに、鳥谷は冷静に一塁上から視線を向けていた。

 「(初回は)振りにいった中で、しっかりボールは見えていたので。3打席、4打席目にしっかり打てれば良かった」と鳥谷。初回は四球で出塁。凡退した3、4打席を悔やんだが、今後につながる収穫は大きい。

 WBCでは主に二塁を守り、遊撃では12日のオランダ戦で試合途中から守っただけ。スタメンでの遊撃は久々となったが、「特に変な感じもなく普通でした」と振り返る。11年にゴールデングラブを受賞している名手だけに当然だが、WBC期間中にも磨きはかけていた。

 WBCの宮崎合宿や練習日には、遊撃の位置でノックを受けることも多かった。そこで中日・井端や楽天・松井らの動きを見て、時にアドバイスを受けながら汗を流した。「色々と学べるものがあれば学びたい」。慣れない二塁の守備に頭を使いながらも、わずかな時間も無駄にせず、技術の向上を図っていた。

 和田監督が「向こう(WBC)で修羅場をくぐってきて、そういう打席を経験してきてるから、あれぐらい何ともないというように、ヒットが出たね」と評した貫禄の一振り。日の丸を背負った重圧の中での貴重な経験。それは阪神での戦いでも武器となる。

 「まだオープン戦なんで、シーズンでも打てればいいと思う」

 3番にしるされた「遊撃・鳥谷」の名。重厚さが増す。チームに一本の太い芯が通った。世界を舞台に戦った男がラストピースとして帰還し、好調の猛虎打線をさらなる高みへと引き上げていく。

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