東京V 4戦連続ドロー 直近7戦無敗も6分け 城福監督「もっとシュートを激しく打てるような状況に」

 福岡と引き分け、肩を落とす東京Vのチアゴ・アウベス(右から2人目)ら
 競り合う福岡・ドウグラスグローリ(左)と東京V・木村ら
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 「明治安田J1、東京V0-0福岡」(28日、味の素スタジアム)

 東京Vは福岡を相手に得点を奪えず0-0で終わり、ともに4戦連続のドローとなった。勝てば首位に立てた広島は川崎と2-2で引き分け、勝ち点18で3位のままだった。開幕から10戦無敗をキープしたものの3試合連続の引き分け。川崎は勝ち点9。鹿島はG大阪を2-1で下し、勝ち点16の5位に浮上した。浦和は名古屋に2-1で競り勝ち、3試合ぶりの白星を挙げて勝ち点14とした。

 指揮官、ベンチ、そしてゴール裏のサポーター全員が頭を抱えた。ラストプレーで最大の決定機が訪れるもゴールネットを揺らせず4戦連続ドロー。直近7戦無敗も6分けの結果に、城福浩監督は「サポーターにホームでの勝利が届けられていなくて悔しい」と表情は険しかった。

 前半、圧倒的にボールを持ちながらもシュートは1本のみ。4選手の立ち位置を変えるなど工夫したが、福岡のブロックを崩せなかった。指揮官は「もっとシュートを激しく打てるような状況にしないと」と悔やんだ。

 後半にはMFチアゴ、FW山見ら攻撃的な選手を投入。後半追加タイムには相手CKからのカウンターで抜け出した山見が中央に走っていたチアゴへパスを送り、キーパーと1対1の状況を作ったが決められず。直後に試合終了の笛が鳴った。

 一方、課題の守備では2戦連続無失点と収穫もあった。「ミスを全員でカバーできている。今日出た課題と成果を次につなげていきたい」と城福監督。次こそ勝ち点3をつかみとる。

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