U-23日本、UAE撃破で8強! 首位通過懸け日韓決戦だ 大岩監督「三つ勝って決勝トーナメントに行こう」

 「パリ五輪アジア最終予選兼U23アジア・カップ・1次リーグ、日本代表2-0UAE代表」(19日、ドーハ)

 8大会連続の五輪出場を狙う1次リーグB組の日本は、第2戦でアラブ首長国連邦(UAE)に2-0で勝ち、2連勝で準々決勝進出を決めた。同じく勝ち点6の韓国とともに同組2位以内が確定した。中国との第1戦から先発7人を入れ替えた日本はDF木村誠二(22)=鳥栖、MF川崎颯太(22)=京都=が得点。韓国は中国を2-0で下した。22日の日本-韓国の勝者がB組を1位で通過する。1次リーグは各組2位までが準々決勝に進み、大会3位までが五輪出場権を獲得。4位はギニアとのプレーオフに回る。

 手応えをつかんだ一戦だった。日本は中国戦から先発を7人入れ替え、2連勝で1次リーグ突破を決めた。1ゴールの川崎は「『俺がやってやるぞ』という気持ちを全員が出していた」と誇った。

 先制したのは前半27分。左CKを起点に、MF山本の右クロスを木村が頭で合わせた。後半21分の2点目は、初戦で出番のなかった2人の連係から。左を駆け上がったDF大畑が近いサイドへクロスを上げ、川崎がヘディングで決めた。

 2試合連続先発の山本は大幅なメンバー変更にも「全く不安はなかった」という。パリ五輪を目指すチームが発足してから2年以上がたち「誰が出ても同じサッカーができるのが強み」と胸を張った。惜しむらくは3点目を奪えなかったことだ。終盤は決定機の連続で、フリーの絶好機でシュートを枠に飛ばせなかったFW佐藤は「あれは決めないと駄目」と唇をかんだ。

 1次リーグ最終戦で対戦する韓国とは勝ち点、得失点差、総得点が全く同じで、引き分けの場合は規定によりPK戦で順位を決めることになる。大岩監督は「(選手たちには韓国戦を含めて)しっかりと三つ勝って、1位で決勝トーナメントに行こうと話をした」と明かした。準々決勝で開催国カタールとぶつかる2位は望ましくない。例に漏れず、激しい日韓戦となりそうだ。

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