DF昌子源 G大阪と5年契約「2位以下は一緒、優勝あるのみ」加入会見で決意語る

 フランス1部トゥールーズからJ1G大阪に完全移籍で加入した元日本代表DF昌子源(27)が5日、大阪府吹田市のパナソニックスタジアム吹田で会見し、「ガンバのために体を投げ出したい」と決意を語った。

 複数の関係者によると、移籍金は当初から減額に成功し、200万ユーロ(約2億4千万円)で決着。5年間の長期契約を締結したという。G大阪にとってリーグ戦では6年ぶりとなる覇権奪冠に向け、本気度が証明された大型補強。昌子も呼応するかのように「2位以下は一緒。優勝あるのみ」と宣言した。

 G大阪ジュニアユース出身の昌子は昨年1月にJ1鹿島からトゥールーズに完全移籍したが、今季は度重なる負傷に悩まされ、リーグ戦では1試合の出場にとどまっていた。

 移籍決断の理由に昨年9月の右足首負傷を挙げた。トゥールーズの医療スタッフとの意思疎通を欠いたことも明かし「かなり迷った。強化の方からは『残ってほしい』と言われて嬉しかったが、僕の中ではそういうものを超えるケガだった。1日も早くサッカーをするというのが一番だった」と説明。1年間の欧州挑戦だったが「1年が早いか遅いか、成功か失敗かを決めるは自分だし、いろんなものも含めて得たものは大きい」と、自身の決断に胸を張った。

 4日のチーム合流から別メニュー調整が続くが「開幕を目指すのは選手として当たり前。感覚としては間に合う感じはある」と、J1開幕戦となる、23日のアウェー横浜M戦への出場に意欲を示した。

 当初は8年間在籍した古巣鹿島に対して移籍を打診したが、鹿島は既にチーム編成を終えていたこともあり、具体的な交渉には発展しなかった。昌子は「もちろん鹿島に恩義を感じているが、タイミングとかいろいろあった」とし、「G大阪が興味を示してくれた。僕の中では大切なクラブなので『この恩を大切にしたいな』と思って(移籍を)決めた」と、もう一つの古巣への思いも口にした。

 背番号3のユニホームに袖を通した昌子は「なんかドキドキした。懐かしさより新鮮さが大きかった」と笑った。東京五輪のオーバーエージ(OA)枠候補としても名前が挙がる日本屈指のセンターバックは「僕らが生きている間はないので、出られるに越したことはないが、まずはチームで結果を残すことが一番」と表情を引き締めた。

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