トゥールーズ・昌子 G大阪の獲得が濃厚 合意へ交渉大詰め

 J1G大阪にフランス1部トゥールーズの元日本代表DF昌子源(27)が完全移籍で加入することが31日、濃厚となった。キャンプ地の沖縄で取材に応じた松波正信強化部長は正式オファーは提示していないとした上で、昌子側から打診があったことを認め「接触はしている」と明かした。ただ、複数の関係者によると既に条件面の提示も済んでおり、合意に向けて交渉は大詰めの段階で、近日中にも正式契約に至る見込みだという。

 G大阪ジュニアユース出身の昌子は昨年1月にJ1鹿島からトゥールーズに移籍。今季は度重なる負傷に悩まされ、リーグ戦では1試合の出場にとどまっていた。契約を2年半残しているため獲得には違約金が発生する。

 G大阪は3バックを基本布陣とするため、センターバックには一定人数が必要となる。松波強化部長は「(三浦)弦太も夏にオファーがあるかもしれないので考えておかなければいけない」と主力流出に備えたリスク管理についても言及した。

 昌子側は当初古巣の鹿島に移籍を打診したが、鹿島は既にチーム編成を終えていたこともあり、具体的な交渉に発展しなかったという。

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