女子アジア杯Vのなでしこが帰国 高倉監督「チームはまだ成長の途中」

 サッカーの女子アジア杯で2連覇し、来年の女子W杯フランス大会の出場権も獲得した日本代表が22日、開催地のヨルダンから成田空港着の航空機で帰国した。

 満点と言える結果を出し、高倉監督は「今大会では3つの目標があった。一つ目がW杯出場権、二つ目が連覇。そして三つ目がチームの成長。最初の二つは結果で出せた。三つ目についても、粘り強く戦えるようになったと思う」と手応えを口にした。

 ただ、世界と戦う準備が整っているとは思っていない。「世界のサッカーはすごくレベルアップしている。日本としてもプレーの強度を上げないと簡単につぶされる」と語り、W杯に向けて選手に対して「チームはまだ成長の途中」と伝えたという。

 大会MVPに輝いたMF岩渕は「個人的には充実していたが、もっともっと上を目指さないと。W杯に向けて全部を高めたい」と、喜びとともに成長を誓う。さらにレベルアップしたアジア王者として、W杯で2大会ぶりの優勝を狙う。

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