ハリル監督 鹿島・土居を追加招集 今オフ挙式準備中「本当に申し訳ない」

 「サッカー男子・東アジアE-1選手権、日本-北朝鮮」(9日、味の素スタジアム)

 東アジアE-1選手権(9日開幕)に臨むサッカー日本代表は7日、都内で冒頭15分間をのぞく非公開練習を行い調整した。練習前に公式会見に出席したバヒド・ハリルホジッチ監督(65)は、頭をぶつけて前日の練習を切り上げたMF清武弘嗣(28)=C大阪=が脳振とうの診断を受けて離脱することと、FW土居聖真(25)=鹿島=の追加招集を発表。土居はA代表初招集で、7日の練習から参加した。今オフに挙式を予定している土居にとっては思わぬ“ご祝儀”となった。

 吉報は北の国で聞いた。前夜、MF清武に脳振とうの疑いがあり、札幌での鹿島の選手会納会に参加していたFW土居に招集の可能性が伝えられた。一夜明けて、追加招集が正式に決定。昼過ぎの飛行機で帰京して練習場へと急いだ。

 うれしい初招集は“ご祝儀”の代わりにもなった。土居は6月7日に入籍したとクラブを通じて発表。今オフ中には挙式も予定されていた。ハリルホジッチ監督は公式会見で「本当に申し訳ないが、結婚式を準備していたみたいで。式は取りやめなくてよいが、何日か来てくれと。彼の喜びを少し邪魔してしまう」と説明。ただ、実際には代表活動中に挙式を行う事実はなく、土居自身は「本当に間違った情報なので…。普通にオフしていた」と困惑していた。

 ただ、緊急招集のドタバタ劇はあった。土居本人は空港から練習場に直行し、スパイクは鹿島から練習前に届けられた。練習終了後のバスに乗り込む際は、移動用のランニングシューズではなく、私服で着用してたスニーカーだったほどで「全部、急きょでしたね」と苦笑いした。

 それでも、うれしい初招集に「追加ではありますが、来たからには爪痕を残せれば」。大会の目標を問われると「ホームのアドバンテージもある。優勝はノルマだと思う」。気がつけば、常勝軍団の一員らしい顔つきになっていた。

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