久保建英、注目に本音「今はまだあまりしてほしくないな」【一問一答】

試合終了後、スタンドのサポーターにあいさつするFC東京U-23・久保建英(右)らFC東京U-23イレブン=駒沢(撮影・棚橋慶太)
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 「J3、FC東京U23 1-2長野」(5日、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場)

 FC東京U-23のFW久保建英(15)が後半開始から途中出場し、15歳5カ月1日でJリーグ最年少出場を果たした。ドリブル、スルーパスでチャンスをつくったが得点はなく、シュートも0本だった。試合後はパスや展開の速さに、年代別のサッカーとの違いを痛感した様子。7653人が詰めかけ注目されたことには「今はまだ別にあまり注目してほしくないなという思いはあります」と控え目に語った。

 以下、試合後の久保との一問一答要旨。

 -一番感じたところは。

 「相手チームも(FC東京)U-23の選手も、自分が今までプレーしてきたところとは全然違うくらい、パススピードだったり、展開だったりとか速くて、最初は全然ついていけなくて…。自分が思っているより速いパスが来て、あたふたしてというのが多かったので、パスのスピードとか結構、大切だなというか、まだまだ劣っているなと思いました」

 -遜色ないプレーをするため何をしなければいけないと思うか。

 「自分ももっとパススピードだったりドリブルのスピードを上げることで、彼らの持っている速いスピードに対抗できると思っているので、一つ一つのドリブルやパスのスピードを上げていけるように頑張っていきます」

 -体はどうですか。

 「体を大きくするのはユースの時から課題なので、引き続き頑張りたいと思います」

 -時間がたつにつれ速いスピードにも慣れた。速いボールも止めていた。

 「もともとああいうプレーは普通にやらないといけないと自分の中では思っているので…。何もしないで終わるわけにはいかないなと思っていたので、そういうプレーも何度か出していきました」

 -左サイドを仕掛けて突破するシーンもあった。折り返しは合わなかったが…。

 「もらった時にゴール前だったので、仕掛けようと決めていた。抜いたのは良かったけど、最後、(ボールが)足元に入って変な形のクロスになってしまった。次はあそこで落ち着いて冷静に中央にいいパスを上げたいと思います」

 -スルーパスもあったが。

 「あれは後で柳選手に『こっちも空いてるよ』と言われて、あのシーンは結構、緊張してて、あまり周りを見られずに(いた)。まわりを見ることも自分の特徴だと思っているんですけど、あの時はインス選手の動き出ししか目に入っていなくて、ちょっとボールが伸びてしまって最後合わなかったかなと思います」

 -試合入る時は緊張していたのか。

 「はい、結構。初めてだったので、すごく緊張しました」

 -今日の試合は一つの区切り、それともスタートか。

 「経験の一つとして高いレベルを経験できたので、ここからどのぐらい差があるのか分かったので、その差を詰めるチャンスというか、いい機会になったと思います」

 -7000人以上入ったが、注目されることは。

 「注目されてうれしいとか、そういうことははないんですけど…。サッカー選手として今後やっていきたいと思った時に、今は違うんですけど、サッカー選手になった時には注目されなくなったら、良くないなというのはありますけど…。今はまだ別にあまり注目してほしくないなという思いはあります」

 -なかなか欲しいタイミングでパスをもらえずもどかしさはなかったか。

 「何回か欲しいなというのはあったんですけど…。ほかの選手たちが欲しいタイミングで(自分が)出せてなかったり、取られちゃ駄目なところで(自分が)取られたりというのもあったので、全然人のことを言えるような立場じゃないですけど」

 -前半外から見ていて、どうしたいというイメージを持ったか。後半どの程度やれたのか。

 「2-0で負けている状況で、チームの得点に絡みたいなというのは勝っていても負けていても思っていた。でも最終的に最後の質の悪さが出てしまった。そこは改善していきたい」

 -成長し続けるために必要なものは。

 「気持ちというのは、貪欲というか、上にはさらに上がいてという感じなので。まだまだ(自分は)下なのでどんどん追い越せていけるように、その気持ちで毎日やっているので、その気持ちは大切かなと(思います)」

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