原口3戦連発で豪州撃破だ カズ&呂比須に肩並べてみせる

 「W杯アジア最終予選、オーストラリア-日本」(11日、メルボルン)

 サッカーW杯アジア最終予選のオーストラリア戦に臨む日本代表は9日、メルボルン市内で冒頭15分間を除く非公開練習で戦術の確認を行った。現在2戦連続得点中と好調のFW原口元気(25)=ヘルタ=は「勝ちにいく」と強気に宣言。日本サッカー史上3人目となる最終予選の3戦連発を目指す。一方、オーストラリア代表は日本にとって“天敵”でもあるFWティム・ケーヒル(36)=メルボルン・シティー=が先発出場する可能性が出てきた。

 成長著しい若武者が、6大会連続となるW杯出場に向けた大一番で勝利に導く。前日の冷たい空気とは一転して、湿った突風が吹き荒れたメルボルン。非公開で行われた戦術練習を終えると、原口は引き締まった表情を見せた。「(攻撃プランは)いろいろあるけど、戦術のことは言えない。この前の試合と同じ気持ちでやるし、勝ちにいくだけ」と決戦を見据えた。

 最終予選で3戦連発となれば米国大会(94年)最終予選のFW三浦知良、フランス大会(98年)最終予選のFW呂比須以来、日本サッカー史上3人目。9月6日のタイ戦以降、左サイドの定位置をつかみつつある原口だが「結果を残せているとは思わない。目指すべきところはもっと高いところ。この最終予選でもっと成長するためにも、もっと貪欲に狙っていきたい」と前を見据えた。

 オーストラリア代表は、アジアトップクラスの屈強なフィジカルを持つが「そういう相手に逃げると、(接触時に)自分がはじかれる。見たり、待たずに自分が当たりにいく。欧州のチームに近いので、普段やっている感じでやれる」と一歩も引くつもりはない。

 ハリルジャパンの新エースに名乗りを上げた原口が、ドイツで培った肉弾戦の強さを生かし、強豪相手にその真価を発揮する。

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