「ACL・準決勝第1戦、広州恒大‐G大阪」(30日、広州)
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦に臨むG大阪は29日、アウェーの広州恒大(中国)戦に向け、広州市内で前日練習と会見を行った。広州恒大に対しては、クラブから、勝てば得失点差でプラス1につき500万元(約9500万円)の特別ボーナスが支給されることが判明。ブラジル代表クラスが名を連ねる中国屈指の富豪クラブに負けられない戦いとなる。
ブラジル代表を率いて02年W杯日韓大会を制したスコラリ監督をはじめ、同国代表MFパウリーニョらと契約。多額の資金力でチーム作りを進めてきた広州恒大が、驚きの“ニンジン作戦”を敢行することが明らかになった。
現地メディアによると、G大阪に勝てば、クラブから選手らに得失点差でプラス1につき500万元が支払われるという。準々決勝までは、同じ条件で半額の250万元だった。中国メディアの一人は「ここはマネークラブ。ビックリだろ?」とあきれかえっていた。
相手チームの大盤振る舞いを耳にした長谷川監督は「スポーツマンシップに乗っ取って戦いたい」と苦笑い。野呂社長は「金じゃなくて、チームワーク」と話したが「決勝にいったら…考えます」と頭を抱えた。FW宇佐美は「お金のためにサッカーをしているわけじゃない。目標や応援してくれる人、家族のため」と強調した。
指揮官は、ACL準々決勝第2戦での退席処分によりベンチ入りできない。スタジアムの入場パスも手にできない中、「どちらがチームとして上なのか、決着をつけたい」と言い切った。リーグや協会からの支援金で、収支は「プラスマイナスゼロ」というG大阪。勝負は「金」でないことを証明する。