浦和、開幕12戦不敗 VへレッズGO

 「J1、浦和2-1鹿島」(23日、埼玉)

 首位の浦和は鹿島に2-1で逆転勝ちし、開幕からの連続無敗をJ1記録にあと1と迫る12試合に伸ばした。広島は新潟を4-2で下し、この日試合のないG大阪を抜いて2位に浮上した。横浜Mは松本に3-0で快勝して4連勝。FC東京は名古屋に0-1で敗れて3連敗となった。柏-G大阪は6月23日に行われる。

 第1ステージ優勝に向けたレースは、“独り旅”の様相を呈してきた。02年の横浜M、03年の名古屋が持つ開幕から13戦無敗のJ1記録にあと1と迫る快進撃。負けない浦和は、着々とゴールへの歩みを進めている。

 立ち上がりは鹿島のカウンターを必要以上に警戒し、押し込まれる時間が続いた。後半22分にはDF森脇のオウンゴールで1点を追う展開となったが、ここで浦和の勝利へ向けたギアが入った。

 「今季のウチは点を取られた後の方が良い試合運びができている」とDF槙野が振り返ったように、攻守のバランスががっちりとかみ合う。失点からわずか4分後に同点とすると、後半38分には一度は失ったボールを、人数をかけた鋭いプレスで即座に奪回。最後はMF関根が、3戦連発となる逆転弾を決めた。殊勲の20歳が「チームのために戦えている気がする」と語ったように、チーム全体が攻撃から守備、そしてまた攻撃と素早く切り替わっていた。

 残り試合で優勝争いの対象となる可能性のあるチームとの直接対決はない。ここまで無敗で12試合を駆け抜けたことで圧倒的に優位な状況に立った。それでも昨季は終盤戦で失速しただけに「おごらず、調子に乗らずにやっていく」とMF柏木。重圧に屈せず、残り5戦を丁寧に戦い抜いた時、望んでいた栄光を手中に収める。

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